製造業のコスト削減|利益が出ても金が残らない3つの理由
2025/08/29
はじめに:社長、利益は出とるのに、なんで金が残らんのじゃろうか?
広島で会社を経営しとる社長様へ。
毎日、朝から晩まで汗水流して、売上も上がって、決算書の上ではちゃんと利益も出とる。じゃけど、なぜか月末が近づくたびに「支払いは大丈夫かいの…」と通帳とにらめっこ。
「一生懸命働いとるのに、なんでワシの会社は金が残らんのじゃ…」
もし、少しでもこう感じたことがあるなら、この記事はきっとあなたの役に立ちます。
わたくし、ワイズビズサポートナビの檜和田(ひわだ)と申します。これまで27年間、広島の中小企業で経理部長として、まさに社長と同じように「会社のお金」と向き合ってきました。
多くの社長がコスト削減というと、「電気をこまめに消す」「コピー用紙を裏紙で使う」といった"節約"を思い浮かべます。もちろん、それも大事なことです。じゃけど、会社の利益を静かに、じゃけど確実に蝕んどるのは、そんな目に見えるコストじゃない。
もっと根深くて、見えにくい場所にある「3つの本当の理由」が原因なんです。
今日は、元経理部長じゃけぇこそ分かる、そのカラクリと、明日からすぐに実践できる具体的な解決策をお話しさせてください。
理由①:幽霊みたいに姿が見えない「間接コスト」を放置しとる
社長の会社の利益が残らない一つ目の理由は、材料費や外注費みたいに請求書が来るわけじゃない、「見えないコスト」をそのままにしとることです。
これが実に厄介で、日々の業務に紛れとるけぇ、「当たり前の経費」じゃと勘違いしやすいんです。
アイデア1:在庫は宝の山か、ゴミの山か?「見える化」で現金を生む
あなたの会社の倉庫に眠っとる在庫、全部でいくら分あるか、すぐに答えられますか?
「うーん、ベテランの〇〇に任せとるけぇのう…」
そう思った社長、要注意です。
【架空事例】食品加工業「タナカフーズ」の失敗談
※これは当社の実績ではなく、分かりやすくお伝えするための架空の事例です。
広島市で佃煮や惣菜を作っとる「タナカフーズ」の田中社長 3333。先代からの番頭さんであるベテラン社員の「勘」を信じて、材料を仕入れていました。じゃけど、わしが一緒に在庫データを棚卸しして分析してみたら、ビックリする事実が分かったんです。
賞味期限が近い材料が倉庫の奥に追いやられ、結局、毎年50万円以上が廃棄になっとった。それだけじゃありません。多すぎる在庫のせいで、余分な冷凍倉庫代まで払い続けとったんです。
そこで、過去の販売データから需要を予測して、無駄のない発注ルールを一緒に作りました。3ヶ月後には在庫が3割も減って、資金繰りが一気に楽になった。「檜和田さん、うちの倉庫にこんなに現金が眠っとったとは…」と社長が嬉しそうに話しとった顔が忘れられません。
在庫は寝かせとくだけで、保管料、管理する人件費、劣化のリスク…と、どんどんお金を食っていくんです。まずは自社の在庫を全てリストアップして、金額に換算することから始めてみてください。
アイデア2:「あれ、どこいった?」その時間、給料を捨てとるようなもんよ
現場で職人さんが「あの工具、どこに置いたかいの?」と探し物をしとる光景、よく見かけますよね。
一見、なんてことない時間に見えるかもしれん。じゃけど、その10分、15分を、職人さんの高い時間給で計算してみてください。毎日繰り返されたら、年間でいくらになるか。
「探す」という行為は、1円も生み出さんばかりか、給料をドブに捨てとるのと同じなんです。
「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5S活動を徹底する。工具の場所を写真で壁に貼って、誰でも一目で分かるようにする。たったこれだけでも、驚くほど作業効率は上がって、結果的に残業代というコストを減らせるんです。
アイデア3:不良品は「なぜなぜ分析」で宝に変える
出てしまった不良品、黙って捨てていませんか?
それは、コスト削減の「宝のヒント」を捨てとるのと同じです。不良品が出たら、材料費も、それを作った人の人件費も、機械を動かした光熱費も、全部パーになる。
大事なのは、不良品が出たら必ず「なぜそうなったのか?」を記録して、みんなで考える文化を作ること。
「機械の調子が悪かった」「あの人の作業が雑だった」で終わらせず、「なぜ機械の調子が悪くなった?(→メンテナンス不足)」「なぜあの人は雑になった?(→作業手順が複雑すぎた)」と5回「なぜ」を繰り返す。そうすれば、本当の原因が見えてきて、二度と同じ失敗を繰り返さんようになります。
理由②:「どんぶり勘-定」で、誰が儲けさせてくれとるか分かっとらん
二つ目の理由は、もっとシンプルじゃけど、根が深い問題です。それは、会社全体では黒字でも、どの仕事が本当に儲かっとるのかを社長自身が把握できていない、ということです。
「いやいや、うちはちゃんと税理士さんに決算書を作ってもらっとるよ」
そう言う社長も多いでしょう。じゃけど、年に1回の決算書は、いわば去年の健康診断の結果。それを見て「去年は健康じゃった」と安心しても、今、病気が進行しとるかもしれんのです。
アイデア4:製品やお客さんごとに「通信簿」をつけてみよう
長年の付き合いのお客さんだから、先代から同じ値段でやっとる仕事だから…そんな理由で、本当は赤字の仕事を続けとる会社を、わしは嫌というほど見てきました。
【架空事例】金属加工業「スズキ製作所」の発見
※これは当社の実績ではなく、分かりやすくお伝えするための架-事例です。
呉市で金属加工業を営む「スズキ製作所」。先代からのお得意様であるA社に、ある部品をずっと同じ価格で納品していました。
社長も「A社はいつも大量に発注してくれるけぇ、うちの売上の柱じゃ」と信じとった。じゃけど、わしと一緒に、その部品を作るのにかかる材料費、加工時間、光熱費、段取りにかかる人件費まで、細かーく計算してみたんです。
そしたら、なんと利益がマイナスじゃった。売れば売るほど赤字になっとったんです。社長は愕然としとりました。すぐにA社と誠意をもって価格交渉し、同時に赤字の原因になっとった製造工程のムダも見直しました。結果、黒字化できただけでなく、A社ともより良い関係を築くことができたんです。
車の運転と同じです。全体のスピードメーター(会社の売上)だけ見とったら、どのタイヤがパンクしとるか分からんのです。製品ごと、お客さんごとに原価を計算して、「誰が本当に会社を儲けさせてくれとるのか」を知ることが、コスト削減の第一歩です。
アイデア5:「月次決算」で会社の数値を毎月チェックする
年に1回の決算じゃ遅すぎる。最低でも毎月、試算表を出して会社の数字をチェックする「月次決算」の仕組みを作りましょう。
「そんなん、経理の人間もおらんし、無理よ」
大丈夫。今のクラウド会計ソフトを使えば、社長一人でも驚くほど簡単にできます。 わしがサポートしますけぇ。毎月数字を見る習慣ができれば、異常があった時にすぐ気づける。車のメーターをちゃんと見ながら運転できるようになるんです。
アイデア6:光熱費も「犯人捜し」ができるようにする
工場でかかる電気代や水道代、まとめて払って「今月は高かったのう」で終わっていませんか?
もし可能なら、生産ラインごとや部門ごとにメーターを分けたり、使用量を記録したりしてみてください。「犯人」がどこにおるか、一目瞭然になります。「第一工場は先月より電気を使いすぎとるぞ、何があった?」と、具体的な指示が出せるようになります。
理由③:一番のコストは「人」。組織の抵抗で変革が進まん
そして、これが一番厄介な理由です。
社長がコスト削減のアイデアを思いついても、実行しようとすると必ず現れる壁。それは「人」と「組織」です。
特に、会社を継いだ2代目、3代目の社長から、わしはこんな相談をよく受けます。
「新しいやり方を試そうとすると、必ずベテラン社員から『先代はそんなことしとらんかった』と抵抗にあうんです…」
その気持ち、痛いほど分かります。
【わし自身の、苦い失敗談】
今じゃけぇ笑って話せますけど、27年前、まだ若かったわしも同じ失敗をやらかしました。
ある工場で、コスト管理のために新しいシステムを導入しようとしたんです。数字の上では完璧な計画じゃった。これで絶対コストが下がると信じとった。
じゃけど、現場の意見も聞かずにトップダウンで「これをやれ」と指示した結果、勤続30年のベテラン職長に、みんなの前でわしの作った計画書を突き返されたんです。
「こんな面倒なこと、やってられるか!」
あの時の悔しさと、自分の無力さ。今でも忘れられません。頭では正しいと分かっとっても、人の感情はそれだけじゃ動かん。長年のプライドや、やり方を変えることへの不安を無視したら、どんな立派な計画も絵に描いた餅で終わってしまう。この失敗が、わしの原点です。
じゃあ、どうすればええんか?
アイデア7:社長が「悪者」にならんように、わしを使う
社長が「今のやり方は古い!変えろ!」と叫んでも、それはただの対立を生むだけです。
そんな時こそ、わしのような第三者を使ってください。 外部の専門家という立場で、「客観的なデータを見ると、ここの作業に少しムダがあるみたいですね。みんなで改善できませんか?」と話をする。
社長が言いにくいことを、わしが代わりに「通訳」します。 これだけで、社員さんの聞く耳も変わってくるもんです。
アイデア8:みんなを巻き込んで「自分たちの改革」にする
「コスト削減プロジェクトチーム」を作りましょう。各部署からメンバーを出してもらって、やらされ感じゃなく、「自分たちで会社を良くするんじゃ」という当事者意識を持ってもらう。
「どうすればもっと効率が良くなる?」と問いを投げかけると、現場からは驚くような改善アイデアが出てくるもんですよ。
アイデア9:儲かった分は、ちゃんとみんなに還元する
これが一番大事かもしれん。
コスト削減で浮いた利益は、決算賞与とか、新しい休憩室を作るとか、何かしらの形で社員に還元することを約束するんです。
「コスト削減=自分たちの給料が上がる、働きやすい環境になる」
この分かりやすいご褒美があれば、社員の目の色が変わります。会社が一つのチームになって、同じ目標に向かっていけるんです。
まとめ:コスト削減は「節約」じゃない。「攻めの経営改善」なんじゃ
ここまで、利益が残らない3つの本当の理由と、9つの具体的な改善アイデアをお話ししてきました。
もうお分かりじゃと思いますが、本当のコスト削減とは、電気を消すようなチマチマした「節約」じゃない。
「会社の数字を見える化」して、お金が漏れとる穴を特定し、利益を確実に生み出す強い体質へと変える「攻めの経営改善」そのものなんです。
じゃけど、社長が本業をやりながら、たった一人でこれ全部をやるのは、正直しんどいと思います。数字の分析も、社員との板挟みも、全部社長一人が背負う必要はないんですよ。
一人で抱え込まず、わしのような専門家を「もう一人の経理部長」 として、頼ってみて欲しいんです。
コスト削減でお悩みの経営者様へ。当社の『もう一人の経理部長プラン』なら、そのお悩みを解決できます。まずはHPをご覧ください。
筆者プロフィール
檜和田 知之(ひわだ ともゆき)
ワイズビズサポートナビ代表。日新製糖、ネッツトヨタ広島など、大企業から中小企業まで27年間にわたり経理・管理部門を統括。 現場で培った叩き上げの経験を活かし、広島・呉の中小企業を中心に「社長の右腕」として資金繰り改善や業務改善を支援している。難しい専門用語を使わず、現場の言葉で語る伴走スタイルが特徴。
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続けて
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